マタイの福音書 5:38–48 〈 敵を愛しなさい―恵みによって完成される義 〉
📖 マタイの福音書 5:38–48 〈 敵を愛しなさい―恵みによって完成される義 〉
48 ですから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全でありなさい。
✨ 報復の論理を超えるイエスのことば
「目には目を、歯には歯を」(マタイ5:38)という律法は、行き過ぎた復讐を防ぐための最低限の基準でした。しかしイエスは、悪者に立ち向かわず、右の頬を打たれたなら左の頬も向けなさいと語られます。
これは弱さの勧めではなく、神の国の生き方を示す力強い招きです。世は報復によって均衡を取ろうとしますが、神は恵みによって関係を新しくされます。
✨ 敵を愛しなさい―神の子として生きるために
イエスは、敵を愛することを「選択肢」ではなく、「神の子であるしるし」として語られます。父なる神は、悪人にも善人にも太陽を昇らせてくださるお方です(マタイ5:45)。
ここで言う愛とは感情ではなく、意志による決断です。損をすることを覚悟してでも善を選ぶ道、それこそが福音が生み出す新しい義です。
✨ 完全さの基準は行いではなく恵み
「完全でありなさい」という命令は、私たちの力では不可能であることを示し、キリストの義へと私たちを招く言葉です。律法は私たちの限界を示し、福音は生きる力を与えます。
イエス・キリストのうちにあってこそ、私たちは敵に善をもって応えることができます。これが「ただ恵みにより、ただ信仰によって」生きる道です。
🙏 祈り
愛なる神よ、報復したい思いが先に立ってしまう私たちの弱さを告白します。
自分の力では敵を愛することができません。どうか、イエス・キリストの恵みによって私の心を新しくしてください。
怒りよりも憐れみを、損得よりも愛を選び、父なる神のご性質に似た者へと造り変えてください。
🔍 適用
・ 今日、心に引っかかっている一人のために祈ってみましょう。
・ 不当だと感じたとき、すぐに反撃せず、みことばの前で立ち止まりましょう。
・ 愛することが不可能に思えるとき、自分の決断ではなく、キリストの義に信頼しましょう。
💡 黙想ポイント
敵を愛することは人間的な道徳ではなく、福音の実です。
世の基準を超え、恵みによって生きる人生こそ、神の国の証しです。
今日も福音の光によって、あなたの関係を新しくしてください。
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